栃木京福会

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活動報告

2023.01.25

第19回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和4年12月20日(火)に「第19回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。

「地域住民の支え合いを検討しよう」というテーマで、安否確認を住民同士で行うメリットについて皆で話し合いました。
  • とある地域では共同ポストを設置し、新聞を1カ所に配達してもらい、取りに来てもらうことで住民同士の安否確認を行っています。取りに行く時間帯を決めておき、その間に取りに行きます。
    もしも新聞が残っていた場合、それに気付いた時間に余裕のある住民が安否確認に行く、という仕組みです。

  • 共同のポストまでわざわざ取りに行くという、ほんの少しの不便さや手間、不自由さを取り入れることで、
    この地域の住民は安否確認を確実にできるようになりました。
    便利さの究極は携帯電話やスマートフォンですが、これらは生活に必要不可欠なインフラとなっていて、
    今さらやめるわけにいかないという方がほとんどです。

  • 自分たちでできそうな不便さを取り入れたアイデアとして、
    「犬の散歩やウォーキング中にさりげなく地域を見守る」、「登下校の時間に散歩をすることで
    子供たちの見守り・防犯につながる」、「買い置きをあまりせずこまめに買物に行くことで閉じこもりを防ぐ」、「休みの日は自分一人のために運転をせず自転車や徒歩、
    公共の交通機関を使用する」などの意見が出ました。

  • 住民同士の見守りあい、民間の見守りサービス、それぞれにメリットとデメリットがあります。生活スタイルに合わせてそれぞれ上手に不便さを取り入れていくことができれば、無理なく住民同士の支え合いを続けていくことができるのではないか、と考えます。

  • 今より少し不便だった昭和の頃の古き良き時代に、人と人同士がつながれるヒントがたくさんあることを実感した会議になりました。
    今後もだいじだねット会議では、地域の皆さんにとって身近な内容を話し合っていきたいと思います。
    令和5年1月以降のだいじだねット会議は、感染症の状況により中止とさせていただきます。
    再開できるときにはあらためてお知らせいたします。


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