栃木京福会

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活動報告

2023.07.21

第22回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和5年6月27日(火)に「第22回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。

「その支援、十把一絡げではありませんか?」というテーマで、「個別化の大切さ」について皆で話し合いました。
『十把一絡げ』とは、いろいろな種類のものを無差別に一まとめにすること。区別をしないで、何もかもいっしょくたに扱うことを意味します。

一括りに『認知症』と言っても、その症状は様々で、その方の生い立ちや生活スタイル、性別、性格の違いや年代、お一人暮らしなのか家族がいるのか、その他さまざまな要因により、対応方法や必要な支援も変わってきます。Aさんの支援でうまくいったからと、Bさんに同じ方法で支援しても、うまくいくとは限りません。一人ひとりのことを理解した上で、その方に合った支援を考えていくこと、「個別化」が非常に大切です。
  • Aさんは昔公務員だった、Bさんは銀行員だった、Cさんは学校の先生だった、と聞くと
    皆さんはその方たちに対してどのような印象を持ちますか?
    Aさんはお堅いイメージなのかな、Bさんは几帳面な方なのかな、Cさんはプライドが高い方なのかな、
    と何となく思い込みやイメージを抱いたりするかもしれません。

  • しかし、その職業の方たちがすべてそうなのでしょうか?
    傾向はあるかもしれませんが、必ずそうとは限りません。
    また、Aさんの支援で成功した体験を他の方に当てはめてしまう、同じ支援を押し付けてしまったりすることも
    個別化を阻害する要因となってしまうかもしれません。

  • 思い込みや固定観念を取り払い、その人を十分に理解した上で、
    これまでの経験からその方に合った支援を見つけていくことが大切だと言えます。
    今後もだいじだねット会議では、地域の皆さんにとって身近な内容を話し合っていきたいと思います。

    令和5年7月25日(火)のだいじだねット会議のテーマは、
    「救急対応について考えよう!本当に呼んでいいの?救急車!?」です。


  • 近所に住んでいるけど、あまり交流のないAさんが、家の中で明らかに具合が悪そうで、動けない状態で横たわっています。
    「救急車を呼びましょうか?」と言ってもAさんは『呼ばなくていい』と頑なに拒否します。
    どのように対応したらよいでしょうか…という内容です。

    皆さまのご参加をお待ちしております(^^♪


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