栃木京福会

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活動報告

2023.10.02

第24回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和5年8月22日(火)に「第24回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。

「支援者の強い思いがかえって問題に。コンフリクトって何?」というテーマで皆さんと話し合いました。
私たち専門職や事業所、ご本人を介護するご家族は、それぞれ『ご本人のために、最良の選択を』と思い、介護や支援をしていますが、事業所間で意見が違ったり、本人と家族の意向が違ったり、そもそもご本人がその支援を望まなかったり、これらのような場合に様々なコンフリクト・・・大なり小なりの衝突が生まれてしまうことがあります。

医療機関であれば、治療が主な目的となるため、医師の指示のもとに動く医療職の意向が優先されることが多く、専門性の違いから医療職、介護職、ケースワーカーなどの専門職間で葛藤が生じてしまうこともあります。

  • ボランティア団体の支援者同士でも、皆が無理のない範囲でやるのか、
    人によっては職能を活かしてプロ並の支援を行うのか、
    どこまで支援するのかで意見や考えが衝突することがあるという話を伺いました。
    すべてのコンフリクトを避けることはできないかもしれませんが、
    より良い支援を行っていく上で、できるだけ共通認識をもって支援を行っていきたいと思います。


  • 出席者の中で、ご本人にとって良いと思って勧めた「日常生活自立支援事業あすてらす」の利用や施設入居が、
    本人にとっては、非常に長い時間をかけて悩み決断をした、という経験談もありました。
    私たち支援者は、選択や決断を迫らず、じっくり待つ、という過程が大切であると実感しますし、信頼関係の構築にもつながります。


  • ご利用者やご家族のありのままの「その人らしさ」を理解し、
    他職種・多職種間の専門職が「できること、できないこと」、
    お互いの立場や事情を理解することで、コンフリクトを避けることができるのではないかと思います。
     今後もだいじだねット会議では、地域の皆さんにとって身近な内容を話し合っていきたいと思います。


  • 令和5年9月26日(火)のだいじだねット会議のテーマは、
    「那須塩原市の高齢福祉サービスについて知ろう~共生社会の視点で振り返ろう~なんで年齢で分けちゃうの?」です。
    これからの共生社会を理解していくために、皆さんと意見交換をしたいと思います。

    皆さまのご参加をお待ちしております(^^♪


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